FP・金融教育講師向け

《金融庁》金融経済教育推進機構の設立時期【2023事務年度金融行政方針】

2023事務年度金融行政方針

金融庁

 2023年8月29日に「2023事務年度金融行政方針」が金融庁HPにて公表されました。

金融行政方針って何でしたっけ?

金融行政における重点課題および金融行政に取り組む上での方針のことで、例年8月下旬に公表しているよ

金融経済教育推進機構について

設立時期

設立時期って、2024年中だったよね

今回初めて「2024年春に設立し、夏に本格稼働させる」予定であることが公表されたよ

機構の業務について

金融経済教育推進機構って何をするんだっけ?

行政や全銀協・日証協等の業界団体が独自に実施していた金融教育を集約することで、効率的で偏在のない金融経済教育活動を行うよ。具体的には、以下の業務を行うこととされているんだ。

 【機構の業務】

  • 学校・企業向けの出張授業
  • 顧客の立場に立ったアドバイザーの認定・支援
  • 個人に対する個別相談の実施・支援
  • 教材・コンテンツの作成

機構の業務については、これまで公表されてきた内容と大きく変わらないという印象だね

金融経済教育の充実化について

ほかに何か情報はあったのかな

目新しいものはないね

そもそもなぜ金融経済教育に力を入れるのか?

「成長と資産の好循環」を目指し策定された「資産所得倍増プラン」において、『NISA制度の普及・活用促進』・『金融経済教育の充実』等を政策の柱としたんだ。

NISAの充実はよく聞くな。非課税メリットの恩恵が拡大するんだよね。なのでわかりやすいんだが、そもそもなぜ金融教育なのか?

安定的な資産形成の重要性を浸透させるためだよ。そのためには金融リテラシーの向上が必要なんだ。

金融リテラシーはそんなに高くないんだっけ?

そうだね。以前も記事にしたんだけど、金融教育を受けたことがある人は7%ほどしかいないんだ。

リテラシーが高い人ほど、投資をする上で複数の選択肢を考慮しながら検討しているんだけど、低い人は商品性をよくわからないまま投資したりする人の割合が平均よりも高いんだ

機構の設立によるゴールのイメージは

 2023事務年度金融行政方針の本文によれば、機構の設立により、上記の各種施策を通じて『国民ひとりひとりが描くファイナンシャル・ウェルビーイングを実現し、自立的で持続可能な生活を送ることができる状態』がゴールイメージになります。

 ファイナンシャル・ウェルビーイングって最近ちょくちょく聞くようになりましたね。企業のほうではウェルビーイング経営が浸透してきていると思うんですが、ファイナンシャル・ウェルビーイングは言葉自体も最近出てきたっていう印象です。また調べて記事にしてみます!

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まくすけ(1級FP技能士)
こんにちは。まくすけです。 元メガバンクの社員です。 銀行での経験を活かして、金融教育に関する情報発信をしています。
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